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紫陽花 雑学 花の色の秘密、歴史など紫陽花うんちく

花が散る。
それは、桜ばかりではありません。風が吹けば、儚く、輝きのピークを過ぎた花は、ポトリと大地に落ちます。冬ごろから咲いていた椿はその重厚な花弁を落とし、うららかな日に、ここぞと伸びたチューリップは、大きく口を開いて、花弁が横に垂れ落ちてゆきます。そして、季節は移ろい、新緑の豊かな季節がやってきます。山は鮮やかな碧が競い合うように風に揺れ、そのあどけなさの残る色合いに、空もまた、一層、蒼が映えることでしょう。

そんな、初夏の手前。少し新社会人に余裕がではじめた頃、人々をあざ笑うかのような曇天に、雨の続く梅雨がやってきます。
その頃に見頃を迎える花があります。
紫陽花です。一口に紫陽花といっても、いろんな種類があるのをご存知ですか?

 

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紫陽花うんちく

紫陽花の歴史

紫陽花と一口に言うけれど、日本に古くから自生からあるものもあれば、ヨーロッパで改良されたものもあります。日本に自生するものはガクアジサイと呼ばれ、花の中心部は細かく、外側に大きな花弁があるものである。
古くは万葉集の中「あじさい」という言葉は見られるが、そこでは当て字が使われており、現在のような紫陽花というものではなかったという。
紫陽花は七変化とも呼ばれるほど、多様な変化を見せることから、花言葉は「移り気」だといいます。女性から、紫陽花を贈られた時は、男性はドキッとするかもしれませんね。

紫陽花の花の色の秘密

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紫陽花の花の色といえば、青や紫白っぽい色のものなど、幾つか思い出すことができるかもしれません
。実はこれは、花の種類のせいではなく、土の酸度(ph)によるものなのです。土が酸性寄りだと青色の花が、中性からアルカリ性によっている場合は紫色の花が咲くのです。
そのため、土の酸度によって、同じ種類の紫陽花の花でも、色に差が出てきてしまうのです。中には、品種改良なども進んでおり、どのような土の状態であっても綺麗に発色するものもありますが、一般的には、花に含まれるアントシアニンの働きにより花の色が変化すると言われています。
アルカリ性寄りだとピンク色に近い鮮やかな発色になるわけですね。

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紫陽花の生命力

紫陽花というと、最近は鉢植えなんかもよく見かけるようになりました。
でも、鉢植えで買ってきた紫陽花、育てるのって結構難しかったりします。
最近は庭付きの一戸建ても少なくなって、庭に紫陽花を植えているような家はあまり見かけなくなってきましたが、意外と紫陽花ってたくましいんですよね。
野生のあじさいが群生する場所って、探せばけっこうあって、こういう自生のあじさいの生命力はすごいんです。
枯れるどころか、毎年どんどん株が大きく育って、どんどんと紫陽花が広がってくるんです。

紫陽花の見どころスポット

あじさいを、わざわざ見に行くなんて…と思いましたか?意外と、見どころのスポットは多いのです。雨の中でも雫の滴る紫陽花は美しいものです。

  • 白山神社(東京):約3000株
  • 府中市郷土の森(東京)<約10000株
  • 神戸市立森林植物園(兵庫)>約50000株
  • 大阪府民の森 あじさい園(大阪)<約25000株

まとめ

他にも全国にはあじさいを楽しむことができるスポットはたくさんあります。
雨の日、うっとうしいからいやだなぁ…そんなときも、花に葉に光る雫の輝きを楽しみながらデートをしてみてはいかがですか?
あじさいを見に行くためにも、レインブーツにかわいい傘。見に行くまでのわくわく感もデートの醍醐味。

雨だからどこも行けない。
そんな概念を卒業して、ちょっと、外に出てみませんか?

 

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