初盆っていつ?いつからいつまで?盆棚や提灯の飾り方は?
今年初盆を迎えるのは、昨年の盆以降に亡くなった故人がいる家です。
初めて迎えるお盆なので、初盆といいますが、地方によっては「新盆」ともいいます。
じゃあ今年の7月1日に亡くなった人の初盆は今年なのかというと、それが違うのです。
多少は地域によって異なりますが、一般的な初盆のやるべきことなどをご紹介します。
今年初盆となるのは、いつからいつまでに亡くなった人のいる家?
去年のお盆が終わって、今年のお盆を迎える前までに亡くなった人のいる家が対象になりますが、49日が終わってからということになっています。
今年7月1日に亡くなった方がいるとしたら、その場合の49日は、8月18日ですよね。
お盆がいつからいつまでかというと、
迎え盆が13日で、送り盆が16日なので、8月18日というと、お盆が終わっているということになりますよね。
なので、この場合は、初盆は来年になります。
49日の法要は、忌明法要と呼ばれますが、
親族の都合で必ずしも、絶対に49日目にするというわけではないので、多少は前後しますが、
とにかく49日が終わった日が、お盆より前か、後かというのがポイントです。
初盆を迎えるにあたっての日程とスケジュール
7日(七日盆)
お盆を迎えるために、お墓を掃除します。
仏壇や仏具もキレイに掃除します。
12日(草の市)
花やろうそくなどの盆飾りを購入します。
初盆は個人には初めての里帰りなので、迷わないようにと提灯を飾ります。
通常のお盆飾りの提灯は白地に家門入りですが、これは初盆では使えません。
13日(迎え盆)
盆棚をしつらえます。
お墓参りにいって、迎え火を炊いて、ご先祖様の礼を迎えます。
盆棚の飾り方
家にお迎えした故人の霊は仏壇ではなく、盆棚にまつります。
位牌、香炉、ろうそくとともに、お供え物を飾ります。
飾るものは、「盆花」「精霊馬」「お供え物」「禊萩」「水の子」
精霊馬
なす、きゅうりに、爪楊枝などで足をさして、馬に見立てたものを飾ります。
これは、お迎えするときは頭を仏壇に向け、お見送りするときは頭を家の外へ向けます。
故人はきゅうりの馬に乗って急いでやってきて
なすの馬に荷物を積んでゆっくり帰るといわれています。
水の子
賽の目に切ったきゅうりとなす、洗ったお米を混ぜて蓮の葉にのせたもの。
禊萩
洗い清めの意味がある禊萩の花を数本束ねて、水を入れた容器にのせます。
15日(盆中日、藪入り)
灯明を絶やさないようにします。朝昼夕に、家族と同じ食事をお供えして、親戚の盆棚にもお参りします。
16日(送り盆)
夕方になったら送り火を炊いて、盆棚を片付けて故人の霊を送り出します。
まとめ
お盆というと、ご先祖様をお迎えするという日本古来からの習慣ですが、核家族が増えた今は、どちらかというと
盆休み、帰省などのイメージですよね。
お盆はご先祖様だけではなく、親や親せきなどの身近な人に感謝するという思いも込めてお盆を迎えましょう。