そうめんとひやむぎの違いは?茹でて余ったそうめん、ひやむぎはどう食べる?
夏になると食べたくなるのがそうめん・・・あれ?冷麦(ひやむぎ)?
あなたはどちら派?
これってそれぞれの家庭での好みとか、習慣だと思うのですが、そもそもそうめんとひやむぎの違いって知っていますか?
それぞれの食べ方と簡単アレンジレシピを紹介します。
そうめんとひやむぎの違いは?
手延べそうめんという言葉があるように、そうめんは昔は全部手延べしていたのです。
手延べというのは、何度も折り返して長くのばして細く細くしていく作り方。
多分一度くらいはテレビで見られたことがあるのではないでしょうか?
細くすると切れやすくなるので、それを防ぐために油を塗ります。
ひやむぎは、うどんのようにこねて生地を作って、これを切っていくというのが本来の製法。
コチラは油は使いません。
このように、そうめんとひやむぎの違いというのは、本来は製法によるものでしたが、最近はそうめんも機械製法で作られるようになり、
JAS分類では、1.3mm未満のものをそうめんと分類しています。
現代では、そうめんとひやむぎの違いは「太さ」で分類されているのですね。
ただし、2004年にJASが改訂されて、1.7㎜未満であれば、「そうめん」でも「冷や麦」でもどちらの名前を使ってもいいことになりました。
実は、徳島県名産の手延べそうめん「半田そうめん」の太さは1.7㎜前後なので、従来のJASの分類だと冷や麦に分類されてしまうので、これを避けるためにこんな妥協案ががでてきたのです。
本来は製法の違いだったのに、今は太さの違いとなっている「そうめん」と「ひやむぎ」の違い。
でも、「手延べそうめん」となっているものは、従来通りの製法なので、油が使われいます。
逆を返せば、機械製法のそうめんは、油は使われていないので、茹でた後の水洗いは不要ということになりますね。
そうめん、ひやむぎの茹で方
たっぷりの水で茹でるのがポイントです。
1束に対して、水は3Lほど。
沸騰したら、麺は帯をはずしてばらばらといれて、静かにかき混ぜます。
沸騰して吹きこぼれそうになったら、少し火を弱めます。
ゆで時間は、そうめんで3分、ひやむぎで8分ほど。
時間がきたら火をとめて、ざるにあげ、手早く冷水で洗います。
本来は、手延べそうめんについている油を落とすための手荒いですが、麺を締める意味で、冷麦も水洗いをします。
温麺でいただく場合は、機械製法のそうめん、冷麦はこの工程はいらないということになりますね。
茹でてあまったそうめんやひやむぎはどうやって食べる?
人数が多いと、どのくらい茹でていいかわからず、ついつい多めにゆでてしまって、余っちゃった~ってことはありませんか?
捨てるのはもったいないけど、普通にそうめんやひやむぎとして食べるにはのびのびでおいしくないですよね。
そんなときのお助けレシピは・・・
まずは「サラダ」です。
茹でて残ったそうめんやひやむぎは、くっついてしまっているので、程よく油を使う(マヨネーズ)サラダが簡単。
お好みの具で、マヨネーズと、酢と、隠し味に砂糖を少々、そしてコショウ。
加熱して使う場合は、麺としていただくにはやっぱりゆですぎた感じになってしまうので、全く形のちがうものにするのがおすすめです。
イチオシは、油で揚げて、パリパリの「長崎皿うどん」風にしちゃうレシピ。
水気をしっかりと切って、まるく形を都と終えて、油でこんがりあげます。
野菜を炒めて中華スープで味を調えて、水溶きかたくりこを加えてあんかけ焼きそば風に。
まとめ
わが家では、そうめんもひやむぎも常備しています。
がっつり食べたい時は、ひやむぎで具だくさん、冷麺みたいな感じでいただきます。
具がなにもないときは、天かすを入れるだけでも物足りなさが払拭できますよ。
どちらも夏のものですが、秋冬に残ったときは、鍋の〆に使ったりすることもあります。
鶏ガラスープ味の鍋なんかがおすすめ。この場合は、手延べでない機械製法のそうめんだと水洗いが不要なので楽です。
機械製法のそうめんって、たいてい安く大量に入って売られているヤツのことです。